NEEに参加した。
定時に家を出て、2便で羽田へ。昼には到着し、午後のセッションから参加。
山西先生の話は、本当に大事なポイントを押さえられた、とてもわかりやすい話。以前からお話を聞いてみたかっただけに、大満足。今までその機会がなかったのが不思議なくらい。
ICT活用力のある教師と生徒の成績との相関をグラフ化する手法は、研究の方法として参考になった。また、最近のネットワークゲームの教育的な目で見た危険性も指摘された。ITを使っていつでもどこでも仕事をしている人は、時間管理上の問題があることも指摘され、ドキ。校務の情報化についてのポイントや課題も明確に指摘された。
最後に、教育の情報化についてまとめられた。
教育の情報化、目標達成のために
■たくさんの授業モデルの蓄積
■発達段階にあわせた能力形成プログラムの開発
■校務処理に改善意識
本校で取り組んでいる事と一致していることに気づき、今後の実践に向けて背中を押していただいたような気がする。また、ICT活用の授業力がある人というのは、ICTの活用スキルが問題ではなくて、教育の技術力がある人のことだというのは、大納得。
デジタル仕事術のセッションは、堀田先生のコーディネート。
すでに開催されたセミナーには、参加することができず悔しい思いをしていたので、楽しみに参加した。本は買って読んでいるけど。
玉置先生の話は何度も聞いたけど、聞く度に、新たに気づかされることがある。
仕事日記を公開されている。私も愛読者の一人だ。この仕事日記は、地域や保護者や職員に向けて書いているとのこと。固有名詞を意図的に出して、保護者や職員が読んだらどう思うだろうかと考えながら書いておられるとのこと。学校の取り組みの背景や職員の動きなどを示すことによって、地域や保護者の支持を得ることを狙っておられる。さらに、毎日更新の学校のWEBも含めて、職員の中での「見える化」をも図っておられる。校内の他の職員の動きは案外見えていないものだが、WEBを通して分かり合えることができる投稿かもありそう。そういわれてみれば、本校でも学校WEBの記事を見て、他の学年が何を大事にやっているのかが、見えたりする。学校WEB公開の新しい意味を教えていただいた。
石塚先生は、「校務の負担感とIT利用に関する調査」の途中経過を報告してくださった。本校も、調査に答えさせていただいているものだ。どうも本校は、全職員に配布PCがあるという学校として選ばれたみたい。職員へのPCの配布率によって、校務の負担感がどう違うのかという切り口がおもしろい。研究の方法としても参考になった。
内田洋行のTeachersDesktopは、おもしろい取り組み。行きの経路で読了した書籍「WEB進化論」に書かれていた「不特定多数」の英知を自動的に反映するようなシステムになると画期的だと思う。現在のところは、人力でカテゴライズされているが、これがどうなるのか楽しみだ。堀田先生が冗談でつっこんでおられた「この件に関しては、内田洋行はコンテンツは作らない」というのがミソかな。教育版WEB2.0の視点に見えたのは、私の勝手な思いこみだろうか。
会場では、皆川さんにも会い、昨日の新聞記事と一昨日の校内研について話す。明日の皆川さんの登壇も楽しみ。
セッションの合間には、(しっかりと時間がとったったのは、セミナーのうまい構成)、企業ブースをまわり、日頃のちっちゃな疑問を一つづつ解決。おもしろいものもいくつかみつけた。
定宿と化した大井町の宿に泊。会場からは、りんかい線一本で便利。高速ネットが使えれば、もっといいのだけれど。