鳥取環境大学にて開催。準備にも少し関わったけれど、参加者多数で、駐車場に困った。
今日は、第1日目。
午前中、永田繁雄調査官の講演。たくさんあった中に、今話題となっている道徳の教科化についての話もあった。評価・教科書・専科の3つのキーワードがあげられた。
午後は、分科会に参加。事例報告が一本。そのあとに、横山先生の講演を聴いた。楽しみにしていた講演。溜飲の下がる話が何点かあった。
一つは、小規模校では、人間関係力が育たないという偏見について。むしろ大規模校の方が育ちにくいということもあるという結論。小規模校だからという言い訳が流通している実態への警鐘だと思う。小規模校のメリットを生かそうという話。
二つ目に、総合や家庭との連携の話。
ここでも、目から鱗がたくさん落ちた。
○○といわれているけど、○○と思われているけど、それってできないでしょ。意味がないでしょ。って話。
確かにと思うこと。多々。
だからどうっていう話。
さらに、道徳では、
「聞く、考えさせる。考えて分かったことは絶対に忘れない。」
そのためのコツも伝授。
1)どこを考えさせるか。
2)どうイマジネーションを持たせるか。
資料をしっかり読んで考えさせることの大切さを今回も強調された。
また、心に響く」授業の要素
1)本物に出会わそう。
2)全く異質のものに出会わそう。
3)山を越えさそう。
具体的な事例も示してもらった。
最後には、やっぱり道徳の授業の中身の話。これがなくっちゃ。
その中で、読む段階で、「ストーリー」と「登場人物の気持ち」の読み取りまでで授業を構成してはいないか。その先の、二つの「読む」をすべきだという話。
●道徳的な問題を読み取る
例えば、過失に対しては、「謝る」ことと「弁償する」ことがある。それが大事。
●人間を読む
例えば、簡単なことは、簡単に謝れる。身に余ることについては、簡単に謝れない。
「そのときになぜ謝れていないのかと考えると、自分の身に余りすぎていることが分かる。」
思い当たることはあるが、整理できていないことがら、だからこそ。ご指摘に感じるところがある。具体的な事例で考えてみたい。
一日って長いけど、その中には、とても響く話もあることも事実。