アウトプットとインプット
夏季休業に入ったが、8月5日の県放送教育研修会の準備でバタバタした今週。
当日まで出張の連続で実際の準備作業日が少ない中、できるだけの下準備をしようと会長さんはじめスタッフと打ち合わせを慌ててやった今週であった。なんとかめどが立ち、スタッフにお願いすることがたくさん。ありがたい事だ。
そんなこんなで、巡業開始。
金曜日は、横浜の高田小学校の拡大校内研にお招きいただいた。
電子黒板の活用と国語や伝える力を中心とした授業改善をテーマとして研究をしておられる。(と把握した。)当日の実践ミニバトルで発表の機会を戴いていたが、最終のスライドができたのは、当日の朝。使う予定だった画像群が直前に一気に失われて、大汗。少し前の素材を発掘して、伝える文脈を整えた。
2便で上京、乗り継いで、横浜へ。最寄り駅近くで昼食を取り時間調整してから、学校へ。
暑いと思って行ったのだが、あいにくの雨天、会の最中には土砂降りになるような天候だった。
会は、とても盛り上がった。
会の構成自体は、D-proお手の物の構成なのだが、参加者は校内と近隣の学校の先生、そして私たち外部の人達、そして支援する企業の形たち。多様な人が関わって、会を運営して一人ひとりが主体的に関わっていく。そういう作りの会。これが、ひとつの学校研究の中で行われたことの意義は大きいと思う。
自分が伝えたプレゼンのお題は、「資料を示して話す力を子どもたちにつける」である。最近の実践を主に置きながら、先生方がこれからどんなことをやっていこうかと楽しみに思っていただけるような内容を考えた。「気軽に、かつ積極的に」がテーマでもある。たくさん質問もいただいて、興味を持っていただいたことがわかった。こうやってアウトプットするときに反応をいただくことは、とてもありがたい。
新聞作成授業がひとつの大きな話題であった。ワークショップでは、グループのファシリテータもさせていただいた。その協議の中でたくさんの意見も出てきたし、考えのズレが見えてきた。そこをどうはっきりしていくかが、今後につながることもわかってきた。
翌日にも実はつながった。
ともあれ、会の持ち方して、会への参加の仕方として、いろんな立場の参加者の振る舞いや重い方について、とても感じることの多い会だった。
一部はアウトプットだけれど、インプットも多い会だった。
普段は、アウトプットならそれだけにきゅうきゅうとしてしまうことが多い。
今回は、タレントが多かったので、自分が行う役割を考えながら行うことができて、多少の余裕があった。周りの人をいかそうとか、ここでもっと思うように話してもらおうとか、考えて行ないながら、言ってもらったことから自分もヒントを頂いたりした。
土曜日は、学情研の情報教育セミナー、市ヶ谷会場。
文科省からの旬な話、今後への展望。そして高橋先生のICT活用の現実的に何からとりかかったらよいかという話、納得出来る論拠を示してくださった。その後、中橋先生から、メディア想像力と学力との関係、それを育むための方策について、事例を示しながら、話があった。個々の実践事例は知っていても、それがどの様な意味があるのかは、大事なことだと思うけど、なかなかわからないところもある。そのような意義を明確にして次の実践を作っていくことが大事だと思うのだが、しっかりと話しを聞く機会も大事だと、改めて思った。この日は、インプットの日。
WSでは、アナログプレゼンでプレゼンの基本を学んだし、新聞作成が国語の活用力の中心教材になるであろうという感触を個人的には持ったし、来年度の教科書が示す内容が先生方にどう影響しそうかという予想もできたし、なにより、いくつかのメディア創造力関係の授業プランが、これからの活用力をつけるための授業プランとしてベースになるだろうという確信を持ったこと。それなら、こんな内容のこんな素材を扱った授業もできそうだよなという、いくつかの授業の種やその種同士をつなぐ道筋が少し見えたような気がする。
といいつつ、たくさんの宿題も頂いた。
ま、頑張ろうっと。
関係の方々、ありがとうございました。
帰りの便では、エルザさんと県知事と機内で遭遇した。素敵でした。