おせのひとこと
「おせ」っていうのは、方言で「大人」ということ。多少の敬意を込めて、子供を育てる大人というニュアンスがあるような気がする。
娘の高校で「おせの一言」ということで、話をする機会をいただいた。
キャリア教育の一環だそうな。
高校生に話すのは、そんなに機会がないので、どんな反応かなと戸惑いつつ準備をした。
題は「作る楽しさ 〜コミュニケーション力〜」
最初に与えられた時間は20分。担任の先生と打ち合わせし、ちょっと超過して25分話した。
教室に入ると、教え子もいたりして、新鮮だった。みなよく話を聞いてくれた。
スライドを用意して、写真やキーワードを示しながら話をした。
「〇〇を作る」にはいることを、尋ねることから始めた。
食べ物関係が多かった。「食べ物は大事。」
その後、伝えようとしたこと。
野菜や料理を作り提供することを通してのコミュニケーション。その中の気持ち。
モノをつくるということは、そこに相手に対して伝えたい思いがあるということ。
生産者と消費者、情報の送り手と受け手、相互の関係のこと。
ポスターやCMなどは、受け手に伝えるために意図的に作られていること。
伝えるためのノウハウは、本物から学べること。
送り手と受け手の両方の立場の考えながら、日常生活を送ることで、賢い消費者になれること。
モノを作ることは、思いを伝えるコミュニケーションを図ることにつながる。
最後のつなげたのは、働くということ。
「どんな仕事も、誰かの役に立っている。仕事とは、収入を得るためだけでなく、人の役に立つことをすることだ。誰かの役に立つことを喜ぶ人になりたい。」
なんてことを、話したような。
後日、生徒の感想をいただいた。
多様な感想があり、いろんな受け取り方をしてくれたのだということが、ある意味、とても嬉しかった。それぞれで考えてくれたのだと思う。
また、意外だったのが、「どの仕事も人の役に立つ仕事です。」ということに、大きく印象を持ってくれた生徒が、予想外に多かった。キャリア教育の一環として、これをやっていますと学校の先生はいっておられたが、まさにその視点で生徒が聞き、考えてくれたのだと思う。
生徒の感想文を読んで、改めて「仕事で人の役に立つ」ことの意義とその「喜び」について、考えさせられた。
そのうえで、お仕事ガンバロウって気になりました。
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