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2006年1月19日(木曜日)

土堂小学校公開研究会

カテゴリー: - tanapon @

念願の土堂小学校の研究会に参加させて頂いた。
学力向上で有名な土堂小学校が、今回はIT活用を前面に出した研究会だ。
あまり知られていないけど(残念ながら)、知る人ぞ知るIT使いの陰山校長先生が、ITを使って子どもたちをどう鍛えるのか、楽しみにして出かけた。
全体会場の体育館では、某MLメンバーが、会場の前も前、来賓席のすぐ後ろに陣取って顔合わせ。ひととき名刺交換。本校の5年生と交流してくださっている先生とも、打ち合わせができた。早速におもしろいことができそう。

授業の様子と全体会での学びについて、書いてみる。

授業公開は、4クラス。

モジュール学習では、2年生の一方のクラスの学習を参観した。45分間で3課題が行われた。
はじめに、百人一首の音読。一枚の紙に大判印刷して黒板に貼った20の句を見て読む。先生の指揮棒と声の合図で、リズムをとる。指導の中心は、歯切れ良い声、リズムよく声を合わせる、前に声を出すという3点。全員で、一列でなど、テンポ良く授業が進む。良くないところは即座に繰り返して練習。みんなで声を合わせてやるというのがポイント。15分ほどの中で、かなりの回数を子どもたちは読んだ。短い指示がリズムよく出され、子どもたちはよい緊張感の中で、張り切って声を出していた。そうだから、一人で言ってもしっかり声が出せる。すばらしい声が出るように鍛えられている2年生だ。低学年では、よく間延びした声の出し方をするのを見かけるが、あのように歯切れの良い読みが2年生でも指導すればできるということだ。

次に、キーボード入力のトレーニング。練習ソフトを利用して、各自練習したあと、一分間で何文字入力できるかにかに、一斉に挑戦。よーいどんでスタート。これもポイントだなあ。一分間のあと、打てた文字数を確認。返事は「はい」。 いつでも声を鍛えることができる。3年生の一分間の目標文字数を軽々クリアする子も多く、6年生の目標の一分間に100文字を達成する子もいた。そんなに前からやっていたのではなく、割合短期間に上達したとのこと。集中した継続は力をつける。また、タッチタイプを意識した指導もなされていた。「見ずに打てる自信がある人?」という問いかけは有効だ。見ていると、ホームポジションを意識して打っている子も多い。最小の指の動きで打っているので、上達も早いだろう。単に練習ソフトを使わせているだけでは、こうはいかない。ある程度できるようにはなるが、差が開く一方で、タッチタイプも身に付かない。小刻みなステップで、全員一斉にやるのが、やはりポイントだと感じさせられた。

3つ目の課題は、タブレットPCを使った漢字の書き取り。よくある穴あき漢字ドリルと同じ画面にタブレットペンで書き込む。表れる文字は鉛筆で書いたものそのもの。何問かやって、採点ボタンをタップすると、まる付けがなされ、さらにまちがった問題をもう一度やるように促される。秀逸なのは、そばに正しい書き順とさっき自分が書いた書き順が並んで示され、どこがまちがっていたかを一目で分かるように示されること。それを見ながら丁寧に書くと正しい文字が書けるというもの。これなら、本当に使えると思った。きっと、学習履歴も残すことができ、教師にも児童にも役に立つものだろう。また、間違えた問題を問題用紙の形で即座にプリントアウトして、家庭学習の課題として手渡しておられた。これはすばらしい。開発中のものらしいので、製品化が楽しみだ。手の届く価格であればいいなあ。何とか、予算をつけていただかなくては、って、先立つタブレットPCがなかったか。昨年度からも要求はしたけど、蹴られたものなあ。

どの課題も、先生の短く的確な指示の元、リズムよく行われていた。とても大事なポイントだ。このリズムとスピード感だけで、ずいぶん授業が変わると思う。もっともそれを出すためには、工夫や技術が必要だと思うけど。また、子どもたちに達成感や充実感を与える短い言葉かけもたくさんあった。
タブレットPCの大きな可能性を見せていただいた。

算数の学習では、実物投影機を使って、折れ線グラフの書き方の学習。教科書やプリントをそのままプロジェクタで提示するだけで、顔の上がる授業ができる。子どもたちが見るべきポイントも明確だ。また、子どもたちの書いたものをそのまま提示できるため、発表や作業の確認ももスムーズだ。

英語の学習では、オリジナル開発のコンテンツを活用。電子黒板を使って、リズミカルな授業が展開されていた。ネイティブの発音を繰り返し効き、声を出す授業は圧巻だ。また、ごんぎつねという身近なお話を題材にしてあることも、ポイントだ。

あとで、陰山校長先生がおっしゃってたけど、「板書をする間に児童の集中が一瞬とぎれる。それを何とかしたい。だからIT。」とのこと。とことん子どもたちを集中させ、鍛えていくのだという思いが感じられた。そのためにIT活用が生きている。このあたりの意味づけは、講演で堀田先生がすっきりと説明された。すとんと落ちた。

全体会も熱気にあふれていた。

陰山校長先生は、「読み書き計算反復早寝早起き朝ご飯」の土堂小学校が、なぜIT活用なのかという話をされた。国の教育の現状と課題から、早寝早起き朝ご飯の国民運動のことや、学習能力の向上がIQアップにつながることなど、きちんとデータを持って、示された。このデータを持ってというのがすごいところだ。また、山口小学校時代の実践の反省から、「教職員が生き生きと働ける教育環境の整備」に力を入れられたとのこと。その上でのIT活用。明確なビジョンだ。

清水先生は、いつものように、国の現在の動きと展望、さらに世界のICT活用の事例をもとにこれからのICT活用の展望について話をされた。本当にがんばらなくちゃと、思う。

堀田先生は、具体的な場面をあげながら、ICT活用の意義について分かりやすく整理してくださった。

○「ITは学力向上の何に効くのか」という問いに対しては
 ・指示の明確化
 ・資料の提示
 ・訓練
 ・体験を補う
 土堂小学校は、このうち「訓練」のところで強調して使っている。

○できるようにさせるということの要素として3つある
 ・基本的なことの訓練…メソッド化されているものが複数ある
 ・発揮させる…教師が示す
 ・価値…称揚   
 これらがバランスよく行われていること。

○情報教育のカリキュラム化では、「操作スキル」「活用方法」「つきあい方」を押さえる。

○最後にまとめられたこと
  ・IT活用授業は世界の常識
  ・学力向上に効果があるようにITを活用する
  ・簡単なところからはじめればいい
  ・日常的に活用する
  ・情報モラルもIT活用で

本校でも、戦略的に先生方にいろんな働きかけをしてきたつもりだったが、本当に取っつきやすいところから順に示せていただろうか。見直しが必要だと痛感した。

全体を通して一つ驚いたのが、先生方のホスピタリティ。全体の進行や場面変換などに先生方がてきぱきと動き、しかもスムーズ。授業公開開始前から、全体会場での的確なアナウンス。ヘッドセット付きのトランシーバで裏方の連絡を取っておられたようだ。企業のイベントでは当たり前かも知れないが、一学校の研究会では初めて見た。そうだよな、こういうものって当たり前に使えるよなあと思わされた。参加者は裏方のばたばたを見聞きせずに気持ちよく参加できる。会場整理の際にも静かなBGMが流されていた。ちょっとした工夫だけど、思いを感じさせられた。さらに、会の開始には、職員席の先生方が、全員起立。また、会の終了時には、全員起立の上、参加者への礼を声に出して言われた。子どもたちがしっかり声を出す。先生方も。当然かも知れないけど、できないことが多い。参観者に対するホスピタリティという意味でも、驚かされた。

堀田先生プロデュースのプロジェクトでは、このような裏方の隠された配慮が行き届いているのに学ばせていただくことが多い。土堂小学校もそうであった。

公開研究会のあと、陰山校長先生直々の基礎学力をつけるメソッドの講習会が用意されていたようだが、帰りの時間があったので、後ろ髪を引かれながら、尾道駅へ。
行き来には、JRと県境をこえる高速バスを利用。わが家の周囲や岡山、そして尾道は寒かったけど雪はない。でも県境の蒜山は積雪があり、帰りには、雪が舞っていた。午後10時過ぎ、満足感でいっぱいになりながら、帰着。
帰りのバスの中で時間があったので、今日の様子をふり返ることができた。これも良かった。東京出張の帰りの飛行機ではこうは行かない。近いけど遠い広島だった。


コメント

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  1. お久しぶりです棚田です

    ほんっとにご無沙汰しております。

    土堂小学校に行かれたんですね。

    校長先生の「板書をする間に児童の集中が一瞬とぎれる。それを何とかしたい。だからIT。」

    なるほど。必要感。

    すっきりした文ですが、ドキッとしました。
    う〜ん。

    田中先生の書かれたこのレポートも、興味深く読ませていただきました。

    前から思っていましたが、ぜひ一度訪れたい学校です。
    できれば、早いうちに・・・

    ちょっぴり(いつも?)バタバタしている棚田より。

    Comment by 棚田 — 2006年1月21日(土曜日) @

  2. 研究会ではお世話になりました。昨年のITCEの会以来でしたね。土堂小の研究会はとても勉強になりました。田中先生とは同じ「西小」なので、これからもよろしくお願いいたします☆

    Comment by 細見 — 2006年1月21日(土曜日) @

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