二つの出会い
今日は、印象的な出来事が二つあった。
2〜3校時、5年生が人権学習の一環で、福永さんのお話を聞く機会があった。福永さんは、片足を事故で失って以来、車いすで生活しておられる。車いす生活になってから始めたバスケットはもう十数年の経験になるそうだ。その福永さんのことは、県内の人権教育の教材にもなっており、私も授業したことがある。その当人の福永さんが今日は、おいでくださり、子どもたちにいろんな話をしてくださった。話だけでなく、3種類の車いすを持ってきてくださり、車いすマラソンや、バスケットへの取り組みの様子を実技を通して示してくださった。話の最初は、車いす生活になられてからの、お子さんとの関わりについてだった。親として教師としていろいろと考えさせられた。
本校に福永さんがおいでくださったのは、担任の先生との関わりからである。人の縁って不思議でおもしろいものだと思う。
5校時には、読み聞かせボランティアの方々の主催による全校対象の朗読劇が開催された。おいでくださったのは、進藤ゆかりさん。実は進藤さんは、15年前の私の結婚披露宴の司会者をしてくださった方。多方面でご活躍のマルチプレーヤー。その様子は時折いろんなメディアで拝見していたけど、お会いしたのは15年ぶり。1時間の会の中には、歌あり劇あり朗読あり、また笑いあり涙ありで、参加した子どもたちも教師も保護者の方々も、暖かい気持ちにさせた頂いた。
中に、同じ台本でBGMによる雰囲気を感じて演じ分けるワークショップがあった。とてもおもしろかった。ちょっと参加させてもらったが、受けたのかひんしゅくを買ったのかよく分からない(^_^)。ともあれ、久しぶりに、場の雰囲気に合わせて声を出すことを、しかも上手な方を相手にしてやれたのは、とてもおもしろかった。読み聞かせも、数種類の声を使い分けておられ、自分も好きな分野だけに、引き込まれた。
今回おいでくださったのは、やはり、担当職員の人脈。たぐっていくと、その他いろんなつながりもありそうな気もする。人の縁は、おもしろい。
そして、お二人とも、自分の特性を生かして生き生きとチャレンジしておられる、その姿に感銘を受けた。多少の違いはあるだろうけど、ほぼ同世代だと考えると、自分の生き方のためにもとても刺激的な一日だった。
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