マリンワールド
マリンワールド海の中道に短時間立ち寄った。
前日にお会いした時に明日行きますよと話したのだが、伺うと、高田館長さんが直々に案内してくださった。大感謝。
スタッフのみなさんが、どんな思いで水族館のそれぞれの部署の仕事をしておられるか、その様子やどんな歩みでこの仕事をするようになられたかなども伝えられるような展示をしておられた。生き物の姿だけでなく館を支える職員のみなさんの姿や思いがよく分かるようなデザインになっている。働く人の姿をしっかりと見せるコンセプトがある。科学教室やショーの案内なども、人の顔や手、声を通して、生き物の不思議やおもしろさを伝えようとしておられる。館の機器や展示のデザインもすばらしいが、何よりそのような伝え方をしようとして日々工夫をしておられる職員のみなさんの姿勢に気づかせていただき、勉強になった。館の展示にもあったのだが、40名位の職員さんがおられるそうだが、一人一人がジグソーパズルになぞらえた水族館の大事なピースであるということをおっしゃっていた。人で成り立つ水族館。
バックヤードや事務所の中にも入らせていただいた。ダイバーさんの水中カメラ画像や語り、そしてPP画面やアナウンスとの連携の仕組み、館内に張り巡らされた無線LANと対応携帯を使った学習システムなどについても説明して頂いた。現在進行中のプロジェクトもあり、お話を聞くだけでわくわくする。全国の水族館・博物館に先駆けた取り組みをたくさんしておられるマリンワールド。その背景となる高田さんの思想と様々な配慮・ご苦労をかいま見させていただいた。PDAを使った実践や遠隔授業については何度かお聞きしたことはあったけど、実際の館の運営に、もともとの思想が根付いている。映像システムや情報通信機器というデジタルと伝える人の姿や思いというアナログを見事につないで、生の生き物の不思議を感じさせる仕組みになっている。
お忙しい中、わざわざ時間を割いてくださった高田さんに大感謝です。
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高田浩二です。本日はわざわざお立ち寄りいただきありがとうございました。また、ブログで過分なる高い評価をいただき心から感謝します。ここまで褒めていただけるとくすぐったいですね。これからも、物言わぬ生き物たちに代わって、情報を発信していきたいと思っています。先生の授業にお手伝いできることがあれば、いつでもご相談下さい。ご活躍をお祈りします。
Comment by 高田浩二 — 2006年10月29日(日曜日) @